老朽化した食品スーパーの移転新築。今までは社長さんが業者を連れていろいろな店舗を視察し、その際に床・壁・天井などの仕上げを指示しながら店舗を作っていたそうです。 そんな中、ある冷蔵ケースメーカーの方からの紹介で初めて店舗デザイナーを入れた食品スーパーの店舗デザインの実例である。グランドコンセプトを“My Favorite Kitchen”とし、我が家の様にいつも暖かく迎えてくれる私の居場所と位置づけ、店舗デザインを行った。 お客様…毎日行きたくなる私の台所（My Kichen）。授業員…毎日充実感が感じられる私の場所（My Company）。 店舗外装からFRP野菜エンブレム、各コーナーのディスプレイ等、S・I・S（ショップアイデンティティシステム）を適用し、優しさ、安心感、信頼感のあるアースカラーに、大きな我が家を連想させる重圧感のある石材使用した。 店舗内の床はアースカラーのベージュ系によるチェックーパターンで緊張感をなくし、開放的で自由な動線、中央には我が家のリビングを思わせるフローリング風タイル貼。 壁面は酪農のイメージのサイロ風古材板貼りとサイディング調。その中にゾーン別カラー、ロゴによるカジュアル感の演出。 トータル的にアートディレクションさせて頂いた食品スーパーの店舗デザイン。