池袋駅近の地下に作ったオーセンティックバーです物件の天井がかなり低くそこをどうするかが設計のテーマでしたデザインはオーナーから求められているのが『オーセンティックバー』ですから迷う事は無いのですが天井が低いと言うのは難点が多いのですまず換気や空調が埋込めない配管の通るスペースが天井裏に無い空間に圧迫感があるバーの場合肝心のボトル棚を多く（上の方まで）作れない照明が頭に当たって熱くなるなどなど。。。
基本天井の低さは物件条件として一つも良い事は無いのですさてそれらを考慮してデザイン的には地下物件だったので階段を下りて店舗には入ってきます階段部分は天井が低いと言っても基本吹き抜けですから高さは感じられます地下に降りると低くなるのでわざと重い木目天井にし更に低く感じる様にし階段の幅が狭い背の高いとこから横に広い低い空間に入ると言うギャップを演出しました広さと言うのはあくまで錯覚ですが店舗は狭いのですが天井が低い事で写真的に言うとフレームが横長に感じる様になり不思議な事に（まあ本当にただの錯覚なんですが）
それほどの圧迫感や狭さは感じず障害物も空間に無くして一体に見える様にデザインしているのでL型カウンターが広く見え座るとそんなに狭いと感じる事が無いカウンターを作れましたオーセンティックバーの空間としてアンティークな物やブラスの金物面材のカウンター、鋲打ちの椅子などディテールに拘って配置しました外部は本当のアンティークのドアではすぐ壊れてしまうのでアンティーク風のドアを作り設置しました外観もオーセンティックバーとしてストイックな良い雰囲気に作れたと思もいます