アトレ品川２階全体のリニューアルに伴い出店が決まった『VIDE-POCHES de cepica（ヴィド・ポッシュ）』の初出店計画、2013年秋 竣工。館全体（２階）の空間コンセプトが「NEW YORK」に因んでいたことで、最も館の入口に近いこちらのブランドの店舗もそれに倣った方向性であることが館からも施主からも求められました。ただし共有空間と全く同じ方向性のデザインであることにも違和感があり、ブランド名もフランス語であることから、設計側としては「NEW YORKに店を構えるフランスのお店」というちょっと不思議なコンセプトと共にデザインをスタートさせたことを覚えています。大きな看板風の意匠をファサードに使用するためにロゴも弊社にてデザイン、また８坪に満たない小空間で最大限にバッグやアパレル小物を陳列することを考慮し、什器も壁面造作も高さを持たせ、棚の高さを可変式にするための詳細な図面、施工会社の丁寧な施工が求めらた店舗でもありました。