人生の一大イベント、結婚式。その準備に欠かせない、ペーパーアイテムや引き出物を取り扱うメーカー様のウェディングラウンジのショールームを渋谷に計画した。
ウェディングのイメージを全面に出さずに男性も気兼ねなく来店できるカジュアルなエントランスから始まり、奥に進むほど「ウェディング気分」が徐々に盛り上がるような空間構成にしている。
最初にフラットなイメージを与えるために、カジュアルな空間から特別な空間へ、グラデーションのようにデザインを変化させている。
具体的には、エントランスエリアには数々のペーパーアイテムのあるカジュアルな展示エリア。ガラス張りの扉からも覗ける店内にして、リラックスしてアイテムを見れるようにしている。
そして、展示エリアの奥には気軽にスタッフとアイテムを見比べながら相談ができるカウンター席を設置し、その奥には、個別のテーブル席と商談を行う個室スペースも設けている。
遊び心のある空間の中に様々なシーンを作り、繋がってはいるが席に着いた時に 違った印象を感じることが出来るようにしている。
奥に行くにつれて徐々に詳細な提案内容を展示することで、自然と奥へ進んで行きたいと 思わせる仕掛けを取り入れている。
この空間から新しいウェディングのスタイルを世に生み出していければと考えている。