計画地は京都の風致地区内、日本庭園が残り、傍らには川のせせらぎが周囲は緑豊かな山々に囲まれた風光明媚な場所です。建物は日本庭園の一部を残し、それを中心に配置させ庭園と一体化させ、その奥の山々を望める計画としました。デザインは京都の風致地区内という土地柄から、トラディショナルデザインとモダンデザインを融合した「現代の数奇屋」をコンセプトに、網代天井や格子など伝統的なディテールをアルミなどのモダンな素材で用いたり、庭園を囲む開口部を伝統的な庭の見せ方である「借景｣を意識して設計するなどしました。