女性のメイクに欠かせない日用品のひとつであるコットンを展示販売する空間です。
空間そのものを体験してもらう事を重視して設計をしました。
光が透けるような生地を用いた布団貼りの壁、布地で包まれたソファのような什器、やわらかいチューブライト等、手触りの良い柔らかい素材で空間を設えました。見た人、訪れた人が空間全体で直感的にコットンを連想できる場を目指しています。空間には人の動きに反応する映像と音が加えられて、この場所でコットンに触れる体験をより特別なものとしています。
銀座の百貨店内に設けられた空港型市中免税店の一画を構成する立地の為、直接その場で商品を渡すことがない、という店舗としては特殊な条件であった為、ものを売り買いする店舗空間としてではなく、ブランドイメージを表現する展示空間と捉えて空間作りをしています。
本件は、空間デザイン・基本設計業務以外に、商品什器デザイン、UXデザインの協力、実施設計・現場監理の監修をさせて頂きました。