北斎麦酒醸造所

新築の飲食ビルに入居した、スケルトンからの新築案件。
墨田区ゆかりの画家の名を冠した地元クラフトビールメーカーの飲食第一号店舗。
作中で描かれた空や海を内装のモチーフにしたビアビストロ。
内装全般には木やモルタル等のクラフト感のある素材を多用し、
店の中央で緩やかに弧を描くカウンターとその上部の下がり壁を
画家の代名詞“ベロ藍”色の左官によって大胆に仕上ました。
シンプルなホール席と一点豪華的なベロ藍カウンターとのコントラストは
画家のストイックな暮らしぶりと作品が持つ圧倒的な存在感との対比であり、
更にはビールづくりに懸ける施主のこだわりと
生み出されるビールの華やかなうまさとのそれにも通じている。