港の灯り

漁師の想いを受け継いだ一棟貸旅館

葉山の真名瀬漁港の近くに計画した旅館です。森戸神社にほど近いこの素晴らしい土地で、
築120年の古民家を旅館にコンバージョンした計画である。

私たちはターゲットを都内で働く35歳女性に絞り、夏休みに祖父母の家に遊びに行ったかのような、どこか懐かしい空気感を演出できるよう計画した。葉山という土地柄、資本力のある企業がホテル運営など行っているため、大手ではできないようなきめの細かいサービスを中心に、事前に徹底したヒアリングを行うことにした。このヒアリングが当日のサプライズにも繋がり、大きな感動を生む。BI(ブランドアイデンティティー)を「ただいまと言える場所」とすることで、実家に帰ってきたかのような安心感がある唯一無二の旅館である。

目の前の海ではSAPやBBQが楽しめ、後の山にはハイキングコースなどもある。
この自然の真ん中で、家族との時間を思いっきり楽しめる空間を演出した。

まるで実家に帰ってきたような、ボードゲームや目の前の海で遊ぶ。
そんなひと昔前のように贅沢な時間を楽しんでもらえますように。