子どもが独立し、老後を迎えようとする夫婦のための住宅です。これからは主に夫婦二人での生活となるため、プライバシーを互いに気にする必要が無く、広さを感じることのできる開放的な設えが求められました。
一体的な連続空間となっているため、風は南北に通りやすく、空調を必要としない期間を長く設定することの出来る住宅となっています。
内装は、明るく暖かみのあるイメージでという建て主の希望から、白く素材感の得られるしっくい・和紙を選択するほか、オークフローリングやシナ合板といった木質系の材料を選択した部分についても質感を残しつつ白く塗装し、明るくナチュラルな印象となるようにしました。