銀座 圓

「圓」は、青山に1号店を構えオーナーや職人の和食への拘りを感じることができる繁盛店であります。オーナーである森氏から「銀座 圓」は、1号店より特出した和食を提供する店として、夜に関してはコースのみにて勝負していきたいとお話がありました。空間におけるデザイン要望は、「本質ある飽きない和食店創りを目指したい」。私は当初お話を聞いた際、「和食」に対する想いを「本質」という1本の筋として感じることができました。その「本質」をどのように表現するか？設計に課せられたお題目になります。ファサードには、樹から特出した無垢のさまざまな表情を盛り込み店主の「拘り」や「自信」のようなものを感じさせたいと構成しました。店内は、真摯にお客様を迎える無垢の１本カウンターを中心に設置、入り口からカウンターにて迎える配置としました。木•石•鉄とそれぞれを本物で拘りある材料を、必然的なところにより直球で仕様することで本質ある空間を狙っていきました。