シンガポールに拠点をおき活動している某企業様。最先端の都市であるシンガポールの特徴をキーワードに計画しました。本計画のメインであるエントランスには大胆にゴールドを使用しており、斜めに交差した格子は観葉植物をイメージしています。壁面の木目はコストダウンのため既存を利用し、造作壁の石調のシートと格子を合わせることで全体をまとめました。
工事を進めていくうえで特に気を使ったのは格子とサインの設置です。格子は床のフリークが大きかったため細かな採寸はもちろん、サイズ感は業者さんと何度も打合せを繰り返して綺麗に納めることができました。サインはステンレスではなく現場でのわずかな寸法の違いにも対応できるよう加工をしやすいアクリルを使用しており、間接照明のアダプタは点検できるよう切り文字の横に設置できる空間を作設けているためスッキリとした納まりになっています。
現代のオフィスとしてのしつらえと上質感を守りつつ、コントラストを強めた空間に力強さを与えるデザインとなりシンガポールからのみでなく、ここから発信する光り輝く拠点をお客様・業者さんと共に作り上げました。