近鉄平田町駅
どこにも依らない心地良さ*鈴鹿サーキットを間近に控えた、大型ショッピングセンター(SC)内の美容院である。各店舗が共用通路に開放的に立ち並ぶ中にあって、何よりも独立性のある空間が望まれた。そもそもインテリアとは、建物にエリアを限定され従属されるものでもある。建築で言えば外装やその外部などにあたるだろうが、SCでは構造柱や共用通路である。この二つの要素はインテリアの独自性にとって次の問題があった。
構造体とインテリアが無関係なこと、そして共用通路から店内への視界が一方向なこと。この問題に対する提案から計画が始まった。
*そこで、造作柱を構造柱の倍のスパンで設け、構造柱の軸から45度斜めに振った配置構成とした。その各柱間には、半透明の塩化ビニール樹脂シートをドレープカーテンのように3枚束にして掛け渡した。そして両壁面の上部を全面鏡貼りとした。天井には全般照明としてカバーを外した円形型蛍光灯を50灯設置している。その真下を渡るドレープカーテンを、照度を吸収拡散させる照明カバーのように機能させている。これらにより、さまざまな方向の視線に対して明るいドレープカーテンが視線の果てる先まで続いて見える。これはメーンエントランスに面する立地を生かし、お客様のSCへのアクセスを店内へまで誘うような視覚の誘導効果も担っている。
*カット席の造作柱による包囲感やドレープカーテンの写像を介した開放感は、人にSCにもどこにも依らない心地良さを生んでいくと考えている。
〈鈴木亜生/ARAY Architecture〉
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