周辺には競合店が多いことからインパクトのある店づくりが必要であり、オーナーからはSF的な未来をイメージさせるデザインが要望されました。メタルとアクリル素材で表現されたこの空間は、SF映画のワンシーンをイメージしている。オーナーの思い描くコンセプトは「近未来」の空間だった。現実の素材から空想の空間を作り上げるには、素材の選択が非常に重要となった。特に、壁に使用した素材は本来下地として壁に埋まって見えなくなってしまうものをあえて仕上げに使うなど、既成概念にとらわれない発想がこの空間を実現した。